資本主義の底辺からの脱却【貧乏でもセミリタイアしたい】

30代後半でセミリタイアを目指す、底辺貧乏人のブログ。

叔父さんが病気になって

先日、祖父母の一周忌の法事があった。


親戚が集まって食事をしている時、叔父さんが癌になったということを知った。


話しぶりからして、他の人はみんな知っているようだった。


私は親戚と会うのが久しぶりなので、私だけが知らなかったのだろう。



叔父さんが癌になったと聞いて、私は何も言えなかった。


今生きている親戚の中では、私だけが癌経験者なのにだ。


なにか気の利いたことでも言えればよかったのだけど、いざその場面になると何も言えなくなる。



私が癌になったとき、周りの人はよく言っていた。


「あの人も癌になったけど頑張って治療している」とか。


「癌になっても死ぬわけではないし、治療すれば治る」とか。


「早めに見つかったからいいほうだよ」とか。


どれもこれも、ほんとうに聞くのが嫌になる言葉ばかりだった。


私のことは放っておいてほしかった。


なにも言葉をかけてほしくなかった。


わかったような口ぶりで話すのはやめてほしかった。



そんな感じだったので、私は叔父さんには何も言えなかった。


私が癌になったときにしてほしかったのは、ただ私の話を聞いてほしかった。


といっても話すことなんて何もないんだけどね。


治療がつらいとか、苦しいとか、痛いとか。


それくらいしか言えなかった。



叔父さんは治療方針も決まっていないと言っていたので、告知されてまだ間もないのだろう。


告知されたばかりの頃って、何も決まってなくて不安なことだらけだと思う。


病期(ステージ)を聞こうと思ったけど、もしかしたらまだそれもわかってないのかも、と思って聞けなかった。



こればかりは自分で考えて、乗り越えていくしかないことだ。



ただ、私が癌から学んだことは時間の大切さ。


残りの人生を悔いのないように、やりたいことをやるということ。


こんなことを言ったら不謹慎だと思われそうだから、言えないか・・・。





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